当院の院長は歯学部を卒業後、東京医科歯科大学の生体補綴(ほてつ)歯科学分野の専門機関に18年間(※)在籍し、歯学博士の学位と日本補綴歯科学会認定「専門医」、日本補綴歯科学会認定「指導医」の資格を取得しています。
補綴学とは、入れ歯や被せ物、噛み合わせを研究する学問のことです。
院長は同大学の「義歯外来」で18年間(※)にわたり難症例を数多く手がけたほか、臨床での経験を含めると、これまでに21年間(※)入れ歯治療に携わってまいりました。また、義歯外来では医局長・外来医長などの責任者を務め、豊かな知識・経験を培ってきました。
よく噛める、痛くない、外れない入れ歯を作るには、治療過程での「精密な型どり」や「噛み合わせの分析」が必要であり、これらを身につけるには豊富な経験と高度な技術の習得が欠かせません。歯科医師なら誰でもできる、というわけではないのです。
その点、入れ歯の研究で博士号や日本補綴歯科学会認定「専門医」、日本補綴歯科学会認定「指導医」の資格を取得し、補綴歯科学分野の専門機関と臨床を含め21年以上(※)の治療経験を持つ院長なら、噛みやすい入れ歯(自費診療)をお作りすることが可能です。
入れ歯について、以下のようなお悩みをお持ちの方は少なくありません。
お困りの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
※2022年現在
痛い、噛めない、外れる…多くの方がこうした入れ歯の悩みを抱えています。
なぜこのような状態になってしまうのでしょうか?その大きな理由として、次の2つが挙げられます。
入れ歯でうまく噛めない原因の多くは、「噛み合わせの位置」が合わないから。患者さまがしっかりと噛めるようにするためには、「生まれ持った歯の噛み合わせの位置」を入れ歯で再現することが重要です。
ところが、それを正確に把握して入れ歯で再現するには高度な技術が必要で、せっかく入れ歯を作っても「噛めない」「噛みづらい」というケースが起こりがち。
「生まれ持った歯の噛み合わせの位置」を把握するには、時間をかけてお口やあごの動きを記録し、分析する必要があります。
例えば、食べ物を噛むときや飲み込むときに、どの位置で歯が噛み合い、唇や頬、あご、舌がどう動くのか。歯ぎしりするときに、口の中はどう動いているのか。このような日常生活で起こるお口の動きを、正確に記録しなければなりません。
そこで私どもは、症例に応じて咀嚼(そしゃく)器構築システムの「フェイスボウトランスファー」を使用。噛み合わせや歯の並んでいる位置を計測して、噛み合わせを再現するだけでなく、「サベイヤー」という平行測定装置を必要に応じて用いることで、歯の形をすべてきちんと整えてから入れ歯を作製しています。
当院では、噛み合わせの精密な検査と分析結果をもとに、患者さまの「生まれ持った歯と同じ噛み合わせ」を再現できる入れ歯作りを目指しています。
入れ歯が合わない原因の2つ目は、入れ歯と歯ぐきとの間に隙間があることです。
入れ歯は吸盤と同じ仕組みで歯ぐきにくっついているため、隙間があると吸盤がくっつかないのと同じように、入れ歯も隙間があると、ガタついたり外れたりしてしまいます。
この隙間をなくすには、精密な型どりが重要です。当院では症例に応じて、「個人トレー」と呼ばれる型どり専用の道具を作製。トレーとは型どりの材料を乗せる枠のことで、個人トレーは、患者さま一人ひとりのお口に合わせてオーダーメイドでお作りします。
この個人トレーを使ってお口の型をとると、既製品のトレーを使った場合に比べ、より精密な型どりが可能です。さらに、材料には変形の少ないシリコンを使用するなど、型どりの精密さにこだわっています。
また、入れ歯ができた後の調整も大切です。私どもは微妙な隙間をなくすために、入れ歯の調整を丁寧に実施。このような工夫を重ね、隙間がなくぴったり合う入れ歯の作製を心がけています。
当院の入れ歯治療は、患者さまのお口に合ったものをお作りするだけではありません。入れ歯を受け入れる側のお口が新しい入れ歯に馴染めるようにすることも、同じくらい重要だと私どもは考えています。
そこで用いるのが、「治療用義歯(リハビリ用入れ歯)」です。これを使ってリハビリを行い、お口の筋肉や関節を動かしていきます。
リハビリ期間はお口の状態などにより個人差がありますが、短い方で約3か月、長い方では1~2年ほどです。リハビリを行うと、お口の環境や粘膜などの状態が次第に整っていきますので、作った入れ歯をお口に入れた際、快適な使い心地を実感いただきやすくなります。
こうした噛み合わせの分析や精密な型どりを、当院では時間をかけてしっかりと行い、生まれ持った歯の噛み合わせに近い入れ歯を作製。そして、痛くない、噛める、外れない入れ歯を実現する「噛みやすい入れ歯作り」を目指しています。
入れ歯を入れる一番の目的は、残った歯を守ることです。
私どもは、患者さまそれぞれの歯肉や骨の状態、歯の残り具合を確認。残っている歯が、入れ歯によってかかる力をどの程度受けられるかを、しっかり評価してから装置を決定しています。
弱い歯には弱い力しかかからないようにきちんと設計すれば、今残っている歯を長持ちさせられます。入れ歯は「どこに、どのくらい力をかけるか」を設計するのが最も大事であると、当院では考えているのです。
できるだけ汚れにくく壊れない入れ歯をお作りするために、私どもの歯科医院では、入れ歯の設計を工夫しています。
入れ歯の設計は、噛み合わせの分析や精密な型どりなどを行った後、歯科技工士への指示を院長が自ら模型に記入するスタイルで行います。その際に、金属の幅や厚みなども細かく指示。
この工程で形状や設計をシンプルにできると、汚れにくくて壊れにくい入れ歯に仕上げられるのです。
「入れ歯を汚れにくくする設計」とは、「入れ歯を入れることにより歯が汚れやすくなるのを防ぐ設計」でもあると、私どもは考えています。
当院では歯を支えている骨、歯そのものの残り具合など、まずはお口の中をしっかり診察してから入れ歯治療に臨んでいます。私どもが目指すのは、最低10年はご使用いただける自費の入れ歯のご提供です。
こうした考えのもと、抜歯になる可能性が高い歯でも、諦めずに治療によって歯を残す努力をしています。安定して長く使える入れ歯をお求めの方は、ぜひ当院にお問合せください。
機能面だけでなく、入れ歯を入れたときの口元の見た目についても重視した治療を行っています。患者さまのご希望をヒアリングしながら、見た目も考慮した入れ歯を作製しています。
特に部分入れ歯の場合、たくさんのバネをかけることから、「バネが目立ちそう」というイメージを抱かれがちです。その点私どもは、バネの置き方を工夫し目立たないように設計できます。
「バネの数を減らしたら、安定しなくなるのでは?」というのが一般的な考え方だと思いますが、目立たない位置の歯と入れ歯の連結強度を高めることで、外から見えるバネが最小限で済むよう工夫できるのです。この背景には「患者さまのご希望をなるべく取り入れた入れ歯をご提供したい」という、院長の熱い思いがあります。
このように当院なら、入れ歯をお口の中に入れたときの口元の見え方にまで考慮した入れ歯の作製が可能です。どうぞお気軽にご相談ください。
「入れ歯だと周囲にわからないようにしたい」「もっと違和感をなくしたい」など、入れ歯をお使いだからこそ感じる悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。特に初めて入れ歯を使用される方は、さまざまな点が気になることでしょう。
私どもは「患者さまにとって一番良い治療」のご提供を目指し、診療における知識や技術を高めるように日頃から努めています。
さらに、入れ歯治療についてのお悩みやご不安を解消するため、歯科医師をはじめスタッフ全員が患者さまにしっかりと寄り添います。
希望される治療内容や条件だけでなく、生活習慣などもしっかりお伺いすることで、一人ひとりに合った入れ歯のご提案が可能になるのです。
治療の選択肢をいくつかご用意することで、ご満足いただける治療を提供したいと考えています。
入れ歯を実際に使い始めてから感じるお困りごとも多いのではないでしょうか。
当院では入れ歯に詳しいスタッフが、一人ひとりのお口の状況に合わせて、さまざまなご案内をしています。
入れ歯が完成してからが、入れ歯との生活の始まりです。少しでも不安がなくなるよう、私どもがしっかりお手伝いいたします。
患者さまのお悩みに寄り添い、親身になってサポートいたしますので、安心してご来院いただきたいと思います。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | △ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:8:30~12:30
午後:13:30~17:30
△:13:30~16:30
休診日:木曜・日曜・祝日